男性看護師の給与、その将来性

増えてきた男性看護師

看護師は女性が多く、男性看護師は極まれな存在でしたが、最近は男性看護師がどんどん増えてきています。男性看護師が働く主な職場として、精神科や救命救急センター、小児科などがあります。

 

男性看護師の意義と活躍の場

精神科や救命救急センターは、患者さんが錯乱して突然暴れたり暴力を振るうことがあったり、力仕事が多いため、男性看護師が重宝されています。小児科では、入院生活が長い子供たちにとって、男性看護師は「父親」に類似した存在で「父性」を感じられる大人であり、入院している子供の情緒教育や精神的安定のために、男性看護師は大きな役割を果たしています。これらの診療科以外でも、男性看護師の活躍の場はどんどん広がってきているんですよ。今では、病院で男性看護師を見かけることも珍しいことではありませんよね。

 

男性看護師の平均年収

女性が多い職場で頑張る男性看護師のお給料は、どのくらいなのでしょう。看護師の求人は、女性と男性を区別しているものはなく、待遇面も男女同じと言えます。平成23年の厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、30代前半の男性看護師の平均年収は478万円です。30代前半の女性看護師平均年収は463万円なので、男性のほうが15万円ほど高いというデータが出ています。

 

男性看護師の平均給料が高い理由

男女の待遇の差はないのに、なぜ男性看護師のほうがお給料が高いのでしょうか。これには、大都市の大学病院など大きな病院に勤めている男性看護師が多いことや、精神科や救命救急センターなど他の診療科に比べてお給料が良いところに勤めている人が多いという理由があります。

 

田舎より都市部のほうが、そして個人の小さな病院よりも大学病院や大きな総合病院のほうがお給料は高い傾向にあります。女性看護師は、田舎の小さな病院やクリニックに勤めている人も多いので、平均すると女性看護師よりも男性看護師のお給料のほうが高くなっているのです。

 

また、看護師の仕事は激務であり体力勝負のため、体力のある男性看護師には、夜勤に多く入ってもらうという方針の病院も多く、夜勤手当が多くつくため、お給料が高くなるという理由もあるでしょう。

 

男性看護師の給料の将来

今後、男性看護師の平均のお給料はさらに上がっていくと思われます。なぜなら、女性看護師は妊娠・出産で産休や育休を取ったり、退職する人が多いのですが、男性看護師の場合、育児休暇を取る人も少なく、転職せずに一つの病院で定年まで勤める人の割合も女性より高いため、職場でも責任のある重要なポストを任される機会も多くなってきているからです。今後、男性の看護師長が増えてくるかもしれませんね。

 

お給料もある程度良く、不況でもリストラの心配がなくて、求人もたくさんある看護師は、公務員並みに安定している職業といえます。不況による就職困難な現代社会の中で、男性看護師は今以上に増えていくでしょう。