正看護師と准看護師の違い 給料と仕事

正看護師と准看護師の違い

看護師には、正看護師と准看護師の2種類があるって知ってますか?本来は、「正看護師」という資格はないのですが、准看護師と区別するために「正看護師」という言葉が使われています。正看護師は、3年以上の所定の教育を受ける必要がありますが、准看護師は2年の教育課程になっています。そして、正看護師は厚生労働大臣が交付する国家資格であるのに対し、准看護師は都道府県知事免許であるという違いがあります。

 

正看護師は「傷病者もしくは褥婦に対する療養上の世話または診療の補助を行うことを業とする者」ですが、准看護師は、「医師・歯科医師、または看護師の指示を受けて、傷病者もしくは褥婦に対する療養上の世話または診療の補助を行うことを業とする者」と定義されています。

 

正看護師と准看護師の給料の差

これらの違いがあるため、正看護師と准看護師の給料には差があります。もちろん、正看護師のほうが高く設定されています。厚生労働省の調査によると、平成23年の看護師の平均年収は474万円で月収が約32万円、准看護師の平均年収は404万円で月収は約28万円となっています。年に70万円も差があるんですね。

 

またパート・アルバイトの非常勤でも同様に正看護師と准看護師では時給が違うんです。正看護師の平均時給は1500円〜1600円、准看護師の平均時給は1400〜1500円というデータがあります。常勤ほど大きな差はないものの、やはり少なからず准看護師のお給料は低めです。

 

資格そのものが違うのだから、お給料に差があるのは当然とも言えます。でも仕事内容は、正看護師も准看護師もほぼ同じなんです。病院に行った時に、「この人は、正看護師」「この人は、准看護師」と見分けられた人はいますか?

 

正看護師と准看護師 現場での違いはある?

ユニフォームが違うなどの特徴があれば別ですが、働いている様子だけで見分けることは困難だと思います。私は、准看護師と一緒に働いていても、正看護師と准看護師の違いを感じた時はありませんでしたし、何も知らずに働いていたら、正看護師と准看護師を見分ける自信はありません。

 

准看護師の抱える問題と将来

同じ仕事をしているのに、資格が違うからお給料が低いという矛盾が准看護師にあるのが現状です。そもそも准看護師という資格は、戦後の看護師不足に対応した一時的な措置でした。現代においては、看護師は専門性が高くなってきていて、准看護師は不要であり廃止すべきという意見もありますが、現在働いている准看護師はどうするのかなどの問題あったり、日本医師会の強い反対により先送りになっています。准看護師は、正看護師より安く雇用できるため、雇用する側の医師達は、准看護師が必要であると主張しているのです。

 

准看護師の廃止は決定されてはいませんが、准看護師として働いている人の数や准看護師学校の数は年々減少傾向にあります。これから准看護師を目指そうと思っている人は、このような現状を知っておく必要があるでしょう。